【肝に銘じたい焼肉ヘルシー法】肉と一緒に野菜をどう食べればいいのか

飲食楽園

名店の判断基準はサイドメニュー

美味しい料理を存分に味わいたいとき、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは焼肉である。誰にとっても、それは心躍る特別なごちそうに他ならない。

だからといって、店に到着するやいなや肉ばかりを注文するのは理にかなっていない。栄養の偏りを考えれば、決して健康的な食べ方とは言えないからだ。

ゆえに、まずはメニューの隅々にまで目を通し、肉以外の料理がどれほど揃っているかを吟味することが重要となる。具体的には、野菜料理やチヂミ、そしてスープ類が充実しているかどうかが大きな判断基準である。

こうした副菜の品揃えが貧弱な店は、むしろ避けた方が賢明かもしれない。なぜなら、本当に肉の質が良い名店は、例外なくサイドメニューも充実しているからだ。

宴の序盤の完璧な滑り出し

そのような基準で私は優良な店を選んでいく。そのとき、最初に注文すべき一品は何だろうか。健康的な食事のスタートを切るならば、やはりナムルを選ぶのが最善の策である。

ほうれん草や人参、ぜんまい、もやしなどを盛り合わせたナムルは、効率よく野菜を摂取できる最高の品だ。これを肴にして冷えたビールを味わえば、宴の序盤としてこれ以上ない完璧な滑り出しとなる。

主役の肉を焼くのはまだ早い。何も焦る必要はないのである。もしナムルの味が格別であれば、迷わずおかわりをしてもいいくらいだ。

さらに食卓に加えたいのが、チヂミとチャプチェである。とりわけ海鮮チヂミは栄養価が高く、味わいも深い。もちろん、チャプチェにもたっぷりと豊かな栄養が詰まっている。

このようにして、ナムルやチヂミ、チャプチェといった料理を存分に堪能してこそ、いよいよ本命の肉料理へと取りかかる準備が整うのである。

健康的に美味しいごちそうを満喫

ここから先は、自身の好みに任せて好きな部位を頼めばいい。タン塩でもハラミでもカルビでもホルモンでも、何を選んでも自由だ。満を持して一番好きな肉を心ゆくまで味わう。焼肉の醍醐味は、まさにそこに尽きる。

こうして焼肉を堪能する段階に入ったら、必ずサンチュも一緒に注文するようにしよう。「肉にはサンチュが必須」という基本をしっかりと肝に銘じておきたい。こんがりと焼いた肉にたっぷりとタレをつけて味わうのも悪くないが、サンチュに包んで食べるスタイルを習慣づけるのが非常に望ましい。

サンチュを頼めば、たいてい風味豊かな味噌が添えられてくる。これをつけることで、より一層味わい深く肉を楽しむことができる。お好みで薄切りのニンニクを一緒に包むのもいいだろう。あるいは、サンチュ自体に軽く味付けをしてから肉を巻くという食べ方もある。このように肉を食べる場面でサンチュを大いに活用すれば、自然と野菜の摂取量が増えていく。

序盤に味わった前菜のナムルと、主役の肉を包み込むサンチュ。こうした野菜料理の存在によって、食事全体の栄養バランスが見事に保たれていく。さらに、肉を食べ終えた後の締めくくりとして、ぜひ温かいスープを注文したい。

選択肢は実に豊富である。野菜がたっぷりと入ったユッケジャンスープ、牛の尾をじっくりと煮込んだコムタンスープ、肉の深い旨味が溶け出したカルビスープなども素晴らしい。様々な種類があるが、中でも特にお勧めしたいのがわかめスープである。言うまでもなく、わかめは豊富な栄養素を含んだ万能食材だからだ。

焼肉店を訪れた際、このような流れで食事を進めていけば、極めて健康的に美味しいごちそうを満喫できる。始まりを飾る前菜のナムル、肉の相棒であるサンチュ、そして最後を締めくくるわかめスープ。この計算されたバランスの良さこそが、充実した焼肉の席には決して欠かせないのだ。

文・写真=マダム蘭(料理研究家)

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