【信州の絶景探訪】小諸の飯綱山公園で浅間山の雄姿を堪能する

旅行
右側の山が浅間山

しなの鉄道で小諸駅に向かう

1年のうちで5月が季節的にいちばん爽やかだ。こんな時は無性に信州の山々を見たくなる。5月10日の天気予報は快晴だったので、私(康大地)はふと思い立ち、信州へ出かけてみることにした。

JR上野駅から北陸新幹線に乗り、1時間ほどで軽井沢駅に到着した。時刻は午前9時頃。しなの鉄道に乗り換えて、小諸駅を目指す。かつて国鉄の信越本線だったこの路線は、長野新幹線の開業に伴ってJRから分離され、その後は第三セクターの鉄道となった。列車に揺られていくと、1つ目が中軽井沢駅、2つ目が信濃追分駅だ。この信濃追分駅から見える浅間山の姿が本当に好きだ。今日は雲一つない快晴で、浅間山がくっきりと見渡せる。心から嬉しくなった。

さらにしなの鉄道は進み、乗ってから25分ほどで小諸駅に到着。タクシーに乗り込み、飯綱山公園へと向かった。タクシーがゆっくりと丘を登っていき、10分ほどで飯綱山公園に着いた。

信州の風を浴びて美しい山を見る

ここには高原美術館やワイナリーなどもあるが、一番のお気に入りは複合施設「STARRACE」にあるレストラン「GK」だ。このレストランのテラス席から眺める景色はまさに絶景で、八ヶ岳をはじめとする信州の山々をぐるりと見渡すことができる。そして何より、北側にそびえる浅間山の姿は別格の趣を持っている。

モーニングには何種類もメニューがあるが、私はエッグベネディクトを注文した。とろりとした卵がパンにほどよく絡み合い、絶妙な味わいを生み出している。添えられたサラダとフライドポテトも美味しい。

改めて実感したが、絶景を眺めながら食事をするという贅沢は何物にも代えがたい。間違いなく、この10年間で一番素敵な朝食であったと思われる。風景が料理の味わいに与える影響というのは、それほどまでに大きいのだ。

浅間山は活火山だが、今日は大人しく穏やかに佇んでくれている。快晴のもとでこの山を眺めていると、神秘的な気持ちさえ湧き上がってくる。山の美しさは、人間に活気をもたらしてくれるのだ。

モーニングを堪能した後、飯綱山公園をゆっくり散策した。園内には散歩道がたくさんあって楽しい。南側と北側の両方の景色を見渡すことができるため、それぞれの山の特徴をバリエーション豊かに眺めることができる。

何か特別なことをしなければいけないというわけではない。目的はただ、信州の風を浴びて美しい山を見ることなのだ。他には何も考えていないけれど、これが一番の贅沢かもしれない。

小諸の地産のワインとチーズを堪能

毎日の生活の中では、山を見る機会が全くない。そんな日々を送っていると、無性に山が見たくなる。そんな時、信州の山はとても優しく語りかけてくれる。本当にありがたい気分だ。

こうして飯綱山公園を気の向くままに散策し、十分に時間を過ごしたところでタクシーを呼び、再び小諸駅に戻った。

美味しいワインが飲める店が小諸駅の構内にある。ここで、小諸付近で造られているワインを私は何種類か飲み比べしてみた。どれも地元の深い味わいを感じさせるワインばかりである。赤と白を交互に飲みながら、本当に幸せな気分になった。つまみのチーズも小諸で造られたものだという。地元の恵みとなるワインとチーズを同時に味わえるのは嬉しい。

信州の山をたっぷりと眺めた後に、小諸駅構内の店で気持ちよく酔いしれる。本当に幸せなことだ。

文・写真=康 大地(こう だいち/韓流ジャーナリスト)