東京の東武線浅草駅から特急スペーシアに乗って鬼怒川温泉駅へ。そこから各駅電車に乗り換えて龍王峡駅に着く。ホームに立つと、鮮やかなモミジが見える。まさに、紅葉まっさかりの渓谷に来た。
龍王峡駅の駅前広場から道を下って、渓谷のほうに向かう。
木々は色づき、鮮やかなモミジがアクセントになっている。
龍王峡には滝も多い。勢いよく落下する滝の音を聞いていると、なぜか胸がときめいてくる。
まさに、滝の音には日常の贅肉をそぎおとすような響きがある。
さらに、渓谷沿いに木道を歩く。
鮮やかなモミジを見つけては、写真をパチリ、パチリ。
非常に気分が良かったのだが、木道を進んでいるうちに、脇に大きな足跡を見つけた。人間のものじゃない。かなり大きい。しかも、足跡の間隔が四つ足にピッタリ。
熊?
定かではないが、そう思った瞬間にブルブルッときた。
「モミジの写真を撮っている場合じゃない」
ドキドキしながら引き返した。
ようやく駅前広場に戻ってきたら、美味しそうな栗を売っていた。
売り場のお姉さんに勧められるままに、試食してみた。
恐怖心が消えた後の栗がバツグンに旨かった。
やっぱり、何度行っても龍王峡の紅葉にはホレボレする。ダイナミックな渓谷と澄んだ鬼怒川の流れ。そこに紅葉も加わって、すばらしい景観を堪能できた。帰りには、鬼怒川温泉でのんびり日帰り温泉。楽しい秋の1日だった。
文・写真=「エンタメオアシス」編集部



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